~前回の続きです~
13日15時45分、オープニングセレモニーが始まりました。五島市長の挨拶が終わり審判団が入場すると、さっきまで降っていた雨がピタッ止んで、なんと!雲の切れ間から日が差してきたではありませんか!奇跡です。各選手が名前を呼ばれて次々とスタート地点へ走って行きます。そして、16時、「on your mark(位置について)」…「プワ~(ラッパ音)」で男子が一斉に海に飛び込み競技開始です。続いて16時03分、同様にして女子がスタートしました。雨粒は一滴もなく晴れに近い曇天ですが、ものすごい風。スイムが苦手な選手には苦痛でしょう。海から上がるとウエットスーツを脱いで、すぐに走り始めます。強風に向かって走るのは想像以上に大変だったと思います。
レース結果は、桶谷選手が身の危険を感じるほどのトラブルに巻き込まれながらも19位(中国5県ではトップ)、松本選手は9位で惜しくも入賞を逃しました(8位までが入賞)。でも、今回は順位なんてどうでもいいです。レースが行われるかどうかわからない状況でモチベーションを維持しなければならず、暴風雨のため外で練習できなかった環境を考えれば、本当によくやりました。お疲れ様でした!また、お世話になった大会関係諸氏、応援メッセージをくださった五島市富江中学校の皆様に御礼申し上げます。
10月14日、帰りのフェリー第1便が欠航になりましたが、第2便に乗船できることになり一安心。少し時間があったので、世界遺産登録を目指している五島市教会群の一つ「堂崎天主堂」に行ってみました。築106年の教会で、目の前にやや人工的な湾が広がっています。波はなく、台風の翌日とは思えないほど澄んだ海です。教会の中は資料館になっていて、社会の教科書でしか見たことがない「踏み絵」も数点展示されていました。平日の朝ということもあり、入館者は私と監督の二人だけ。と思っていたら、昨日のレースでMCをされた東京の方や、岡山県と山口県のチームがいらっしゃいました。みなさん考えることは同じですね。
11時45分のフェリーに乗って16時05分に長崎港着。船の揺れを心配していましたが、それほど波もなく用意していた酔い止めも服用しませんでした。そこから車で高速道路をひたすら東へ走り、11時過ぎに出雲に到着。3泊4日の長崎国体同行のイベントは終わりました。
*島根県選手団名簿を見ると、元患者さん、現患者さんの名前が(選手・監督含めて)10人ありました。台風の中、皆さん無事だろうかと思っていましたが、よ~く考えてみたら離島にいる自分が一番ヤバイことに気づきました(-_-;)
ちゃんと帰ることができて良かったです(#^^#)