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カエルの楽園

 今年話題になった「カエルの楽園(百田尚樹 著)」をようやく読みました。

 ジャンルは寓話小説ですが、石平さん(拓殖大学客員教授)は「世紀の預言書』ともおっしゃっています。で、読み終えた感想は、一言「ヤバイ」です。何がヤバイって、ツチガエルの楽園(ナパージュ国)が徐々にウシガエルに侵略されていくという話が、現在の日本を取り巻く国際状況とそっくりで恐怖を感じます。本の最後「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。」というお約束の一行だけ笑えます。数時間で一気読みできますので、ぜひお読みください!

 併せて、今年11月に刊行されたばかりの「カエルの楽園が地獄と化す日(百田尚樹, 石平 共著)」も読まれると一層良いかな。

 

 

*寓話(ぐうわ)…教訓または風刺を含めたたとえ話。動物などを擬人化したものが多い。(広辞苑)