フォーブス弥生さん(グルテンフリーライフ協会代表理事)著、稲島司さん(東京大学付属病院循環器内科医師)監修の本。
タイトルがちょっと過激ではありますが、これを読んで「もしかしたら自分も?」と思う方はぜひ試してみてください。
潜在的に「グルテン不耐症」の人がいて、小麦粉に含まれるグルテンが以下の症状を引き起こすらしいのです。
□慢性的なストレス、疲れ、頭痛
□不眠症
□下痢、便秘、腹痛、膨満感
□吐き気、嘔吐
□肌荒れ、シミ、くすみ、ニキビ
□生理痛、不妊症、月経前症候群
□認知症、アルツハイマー病、統合失調症
□ADHD(注意欠陥、多動性障害)
□自閉症
グルテン不耐症のノバク・ジョコビッチ選手(テニス)は、パン、パスタ、ピザなどグルテンを一切抜くことで体調が改善し、18か月後に世界ランク1位になりました。自著「ジョコビッチの生まれ変わる食事」のおかげで、日本でもグルテンフリーが広まりつつあります。
※グルテン不耐症は遅発型の食物アレルギーで、小麦アレルギーのように即時的に生命にかかわるような激しい症状が出ないため意識されにくい
人類最古の作物の一つとされる小麦なのに、なぜ現代人がこれほどまでに体調を崩すようになったのでしょうか。実は、現代の小麦は品種改良によって古来種よりグルテンが40倍も多くなっているのだそうです。
さらに、グルテンに含まれる「グリアジン」には依存性があり、パンや麺類が食べたくて食べたくて…しばらく食べないと禁断症状が出るとのこと。恐ろしいですね~。
また、この本には書いてありませんが、スーパーやコンビニで売っているパンにはソルビン酸(保存料)、イーストフード、乳化剤など悪い添加物がたくさん入っています。有名なところでは、ヤマザキの「ランチパック」がかなり危険だと以前から指摘されています。
※山崎製パンが使う添加物の一つ「臭素酸カリウム」は、厚労省も発がん性を認めている
では、自分がグルテン不耐症かどうかを知るにはどうすれば良いでしょうか。答えは簡単です。とりあえず2週間、小麦製品を食べない生活をして、体の不調が改善すればグルテン不耐症かもしれないということです。同時に、グリアジン依存症かどうかも自覚できます。グルテンは食品添加物にも含まれるので、加工食品にも注意してください。
【食べないもの(本から抜粋)】
□パン、パスタ、シリアル、うどん、そば(十割そばを除く)、ラーメン、ピザなどの小麦食品
□パン粉を使った料理(ハンバーグ、フライ)、から揚げ、天ぷら
□プロセスチーズ、魚練り製品(かまぼこ、はんぺんなど)
□カレー、シチュー、餃子の皮
□ケーキ、クッキー、ドーナツ、スナック菓子
その他いろいろありますが、全て挙げると食べるものがなくなるのでここには書きません。あしからず。
お米はグルテンを含みません。日本のお米は美味い。日本人はもっと米(米粉でもOK)を食べないと。まずは朝食にパンやシリアルをやめて、ご飯を食べましょう!