9月28日に衆議院が解散されてから1週間。誰がどの党に行くの?とか、誰かが新党を立ち上げたといったニュースばかり流れています。
しかし、今回の政界ドタバタ劇は、日本の歴史上重要な出来事の一つに数えられると思われ大変興味深いです。
もうすぐ年号も変わるし、後に「平成維新」と命名されるのではないでしょうか。
そこで、各党の名前に使われている用語について広辞苑(第6版)で意味を調べてみました(割愛して紹介)。
維新…政治の体制が一新されて改まること。
(一新されればスッキリ)
自由…責任をもって何かをすることに束縛や強制がないこと。
(責任をもってというのが大事)
民主…国の主権が人民にあること。
(だから解散総選挙には意義がある)
希望…将来的によいことを期待する気持ち。
(すごく遠い将来では困るなぁ)
立憲…憲法を制定すること。
(護憲派が立憲という名を使うのはちょっと(-_-;))
共産…資産や生産手段などをその社会の構成員が共有すること。
(構成員って危険な集団みたい)
社会…同類の仲間。
(異類は粛清か?)
大切なのは2009年の政権交代を思い出すことです。
民主党政権の3年間について、佐々淳行氏は自著「ほんとに彼らが日本を滅ぼす」の中で、
・民主党政権は、中国のアメリカ排除構想である「東アジア共同体」に賛成した
・普天間問題で日米は決裂状態になった
・「友愛」外交で日本海は友愛の海になり、中国が尖閣に事実上侵略してきた
自著「総理」で山口敬之氏は、
・民進党政権時代、中国と韓国に宥和的な姿勢を見せ続けたが、何も問題は解決せず、恥をかかされ続けた
また、阿比留瑠比氏は自著「総理の誕生」で、
・鳩山総理は「トラスト・ミー」で日米関係を壊し、「ルーピー(頭がおかしい)」と呼ばれた
・管総理は、東日本大震災の対応で著しい不手際
・野田総理は党を分裂させて苦し紛れに衆議院を解散した
と、それぞれ述べています。
戦後、日本人の頭には「日本人にとって最大の敵は自国の政府」という面倒な図式が刷り込まれた(小川榮太郎著、「約束の日」より)ということですが、現政権は本当に良くなかったのでしょうか?
様々な危機が迫っている今、外交、安全保障、経済を誰に任せれば安心なのか。テレビや新聞に惑わされずインターネットなどの情報も積極的に活用して、一人一人が真剣に考えなければなりませんね。