問題です。
下の写真を撮影した場所はどこでしょう?
正解は、JR出雲市駅南口から車で15分、出雲市上塩冶町のグリーンステップ展望公園です。
斐伊川放水路工事の残土処理のために整備された場所だそうで、なかなか良い眺めです。
こんなところがあるなんて知りませんでした。
すぐ隣には「なんじゃこりゃ!」というくらい大規模に、太陽光パネルが並んでいます。
パッと見、「湖か?」と思ったほどです。
グーグルマップで西側の島根大学医学部の敷地と比較すると、パネル設置面積の広さがわかります。
パネルの数は5万枚( ゚Д゚)
京セラほか4社が、総事業費47億円で建設したそうです。
資料(https://123deta.com/document/oy8kj40y)によると、出雲市の総世帯数の1割(約3,700世帯分)の電力を発電できる県内最大のメガソーラーで、得られた電気の全量が売電されます。売電期間は2015年~2035年の20年間。
そして、借地料と固定資産税*が県や市に支払われるそうです。
*借地料=島根県と出雲市に各1000万円/年
固定資産税=出雲市に2000万円/年
(園山繁氏のブログhttps://ameblo.jp/jump21/entry-12077662349.htmlより)
しかし、売電期間はたったの20年間。売電期間を終えたパネルや故障したパネルの廃棄はどうなるのでしょう?廃棄時の環境問題はないのでしょうか。
大規模太陽光発電(メガソーラー)や、メンテナンスが大変なバカでかい風力発電は、どちらかといえば嫌いです。
出雲市は、ごみ処理と同時に発電して、さらに自家消費しているので、個人的にはそちらを拡充するほうが良いと思っています。
CO2削減云々は、そこだけに目を奪われず全体を見ないと環境問題は語れないでしょう。
20年後あるいは30年後に、大量の太陽光パネルや風車が負の遺産になっていないことを祈るばかりです。
IPT鍼灸院 藤原淳詞