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2020年米大統領&連邦議会議員選挙が終わって

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すったもんだの末、1月21日にバイデン大統領が就任しましたね。

個人的にはトランプ大統領再選を願っていましたが、同時に行われた連邦議会議員選挙で上院・下院とも民主党が勝利したので、仮にトランプ氏が再選しても「大統領への弾劾、罷免」の流れは止められなかったでしょう。

今回、やたら「分断」というキーワードが使われました。でも、「分断」はトランプ氏の責任ではありません(>_<)

あらためて米国二大政党の特徴を復習してみたいと思います。

 

【民主党】

 ①中道派 VS ②左派・極左派

【共和党】

 ③主流派 VS ④保守派・新保守派

 

ざっくり上記4つのグループが対立しており、それぞれの支持団体や資金提供者の意向を汲んだ政治活動が行われます。

支持団体は、これまたざっくりと次の4つです。

 

①アイデンティティー系:女性、若者、マイノリティー

②団体系:環境団体、人権団体、労働組合

③富裕層:特権階級、支配階級

④伝統的アメリカ系:キリスト教徒ほか

 

これら4つのカテゴリーを一つにまとめるのは至難の業でしょう。

そこで、国民にとって「共通の敵」があればまとまりやすくなります。

トランプ政権下、国民共通の敵は中国共産党であり、多くの米国民が同意していました(先日、米国は中国政府を『大量虐殺』認定したのです)。

そういえば、昨年トランプ大統領は、ずーっと「中国ウィルス」と言い続けていましたね。あれは「敵は中国にあり」と言っていたのです。

 

トランプ大統領は④を母体としていました。そして、経済成長で有色人種の貧困層も味方につけていました。

トランプ大統領の年収は、たったの1ドルでした。年収1ドルで米国のために働いていたのです。

2020年の選挙はトランプ氏圧勝のはずでしたが、新型コロナでボロボロになり、そして敗退(T_T)

 

新しく誕生したバイデン政権も対中国強面政策は続けられるとされていますが、前述のグループ①②③および支持団体①②③に親中派が多くなると話は変わってきます(-“-)

米国の「分断」は、親中派の増加、マスコミの偏向報道、新型コロナの影響によって①~④のバランスが崩れたことによります。

この構図は日本もそっくりです。

 

日本の場合、めったに野党への政権交代は起こりませんが、与党内でミニ政権交代が起こります。そこで、今の日本の政治は米国のカテゴリー①~④に例えると、どのようなパワーバランスで、今後どのように推移していくと思われますか?

今一度、考えてみましょう。

 

IPT鍼灸院 藤原淳詞